永田紙業のリサイクル製品企画を調べてみた

永田紙業のリサイクル製品企画を調べてみた

永田紙業は紙のマテリアルリサイクルから産業、一般廃棄物のリサイクル業者として事業を展開しています。ここでは、そのなかでもリサイクル製品企画にスポットをあてて紹介します。

永田紙業のR3サイクルシステム

こちらの企業は、リサイクル社会の問題に誠実に取り組み、資源循環型のリサイクル社会を実現しようと、さらにさまざまな取り組みを行っています。その取り組みの中に、リサイクル製品企画があります。こちらの企業はR3サイクルシステムをもとに、さまざまな企画立案をしています。R3サイクルシステムとは、リソース(資源化)、リユース(再利用)、リサイクル(再資源化)をさし、この3つをサイクスするシステムです。このシステムにのっとり、永田紙業ではリサイクル製品企画を実施しています。

一貫したサービスで社会貢献を実践

永田紙業の特徴は、資源回収から産業廃棄物処理だけにとどまらず、さらにリサイクル製品企画・販売を行っていることです。一貫したサービスで、社会の環境問題に貢献するとともに、お客様のエコ活動についてバックアップする方針です。

回収した廃棄物を適切にリサイクル処理をして、新たな原料や製品を生み出す取り組みは、社会の環境問題を解消する大事な方法です。資源循環型のリサイクル社会のため、一貫したサービスを提供する中、リサイクル製品企画・販売は重要な取り組みの一つです。

油化装置を導入

捨てればゴミであるコンビニの袋やファーストフード店のカップ、ストロー、シャンプーの容器、ペットボトルのキャップなどのゴミはたくさんあります。これらのプラスチックのゴミは石油にリサイクルすることが可能です。それを可能にするのが廃プラスチック油化装置です。永田紙業ではこの油化装置を導入しています。

日本でプラスチックを石油に戻す技術というのは、70年代から進められていたそうです。プラスチックは石油を原料にして作り出されているのはご存知でしょう。それなら、その逆も可能なのでは?ということで、さまざまな企業が実用化を目指して研究を進めていたのです。しかし、それはなかなか難しかったようです。

難しかった理由の一つが、プラスチックの種類の多さです。洗面器などに使用されるポリエチレン、下水道管などに使用されるポリ塩化ビニル、メガネのレンズなどに使用されるアクリル樹脂、発泡スチロールの原料であるポリスチレンなど、プラスチックといっても、さまざまな種類があります。それらの多数ある種類のプラスチックを油化するには、大変なことなのです。

なぜかというと、種類によって熱分解を起こす温度が異なるのが理由です。プラスチックの中には有毒ガスが発生するものもあります。油化させるには不適切なプラスチックもあり、注意が必要なのです。

研究の結果、有毒ガスが発生しない、さらに40%が石油になる、熱分解で生じる排ガスの割合が25%未満、熱分解が始まる温度は350~400度という条件の廃プラを選別し油化を成功させることができたのだそうです。その割合は廃プラの5~6割を占めるため、これをすべて油化できれば大きなエネルギー資源となることは間違いありません。

永田紙業では、24時間で約200kgの廃プラスチックを処理できる装置を導入しています。操作はタッチパネルで行うため、ミスも防ぐことが可能です。温度感度などもタッチパネル上でできます。導入後は、海外からのお客様が工場を見学することもあるそうです。

さまざまなリサイクル製品

新聞や雑誌、情報用紙などは古紙として原料であるパルプに再利用されます。再生紙などはすっかりなじみ深くなったと思われます。原料はさまざまものがありますが、再生紙もリサイクル製品の一つです。

プラスチックの中でも廃PETボトルは衣類やカーペット、文房具、容器などのリサイクル製品になります。発泡スチロールなどはトレーや文房具、日用雑貨、家具、建設資材などのリサイクル製品に再利用されていますね。プラスチックは運搬用具や農漁業用資材などのリサイクル製品にも再利用されています。

ガラスびんなども再利用されています。タイルやアスファルト舗装材、ブロックなどの建設用資材に再利用されていることも多いです。ほかにもアルミ缶はアルミニウムの原材料として、アルミ缶などアルミ製品に再利用されます。生ごみもリサイクル製品として、たい肥となって販売されています。

求められる柔軟性

こちらの企業ではお客様のニーズを把握し、それに合ったリサイクル製品企画や販売をしようと取り組んでいるようです。そのためには、視野を広く持ち、あらゆる角度から物事をとらえ、考え、アイデアを出していける人材が求められます。また、こちらの企業では、段ボールや新聞、雑誌、アルミ缶、牛乳パックなどの収集や引き取りをはじめとして、資源回収や廃棄物処理の収集・運搬処理、梱包資材やPPC用紙の販売、機密文書の引き取りや代行処理など、あらゆる業務を展開しています。さまざまな知識を得ることができ、それもアイデアの引き出しになるのではないでしょうか?